【徹夜(完徹)のメリット・デメリット】認知症になりやすいなど、リスクの方が高そう

先日、友人と飲みに行きました。

その後も色々やっていたら翌日の昼間になっていて、久々に完徹してしまいました。

 

学生の頃は完徹しても割と平気でしたが、今回はかなりの眠気に襲われました。

たかが数年ですが、体の衰えはあるのだなと実感してしまいました。

 

さて、そんなことがあったからなのか

「徹夜には悪いイメージがあるけど、具体的にどんな影響があるのだろう?」

と少し気になったので徹夜について調べてみました。

 

 

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メリット:うつ病が改善される可能性がある

今回調べてみて初めて知ったのですが、「断眠療法」と呼ばれるうつ病の治療法があるそうです。

 

断眠療法は、うつ病患者が徹夜することで症状が改善されるというもの。

ただし、仕事などのストレスがかかるものはしないことが前提です。

1971年にドイツのPflugとTolleが報告して以来、欧米を中心に実践され、高い有効性や安全性が確認されています。

参考:Pflug, B., & Tolle, R. (1971). Disturbance of the 24-hour rhythm in endogenous depression and the treatment of endogenous depression by sleep deprivation. International pharmacopsychiatry, 6, 187-196.

 

現在も研究は各所で行われていて、抗うつ薬と同等の効果があるという報告も挙がっているそうです。

さらに、薬物治療などに比べてリスクも低いというおまけ付きです。

なかなか凄いですね!

 

この治療法は効果がありそうだと私も感じます。

多くの方が徹夜をして気分がハイ(躁状態)になった経験があると思います。

深夜テンションと呼ばれるアレです。

実際の断眠療法はもっと繊細なものだと思いますが、徹夜でうつが改善されそうというのは納得できます。

そう考えると、夜更かしして遊ぶのは理に適っていそうです。

ストレス発散したい時は徹夜で遊ぶと良いかもしれませんね。

 

その一方で、効果が持続しにくいなどの欠点もあるようです。

他にも、パニック障害やてんかんなどを併発している場合は、断眠によって発作が起きる可能性もあるためやらない方が良いとのこと。

もし、断眠療法をする場合には、きちんと医師と相談してから行うようにしましょう。

 

ちなみに、効果の持続に関しては、高照度光療法などの他の治療法を併用することで補強できるのではないかという報告があります。

高照度光療法は、太陽光に近い自然な色合いの光を決まった時間に浴びることで睡眠障害などを治療するというもの。

どちらにしても、独断ではやれないと思うので医師の指導を受ける必要があるでしょう。

参考:うつ病に対する断眠療法

 

さて、うつ病の改善が期待できるという意外?なメリットが判明したわけですが、これは治療による一時的なものだからこそのメリットと思われます。

徹夜を繰り返すとやはりデメリットも大きいようです。

 

デメリット2:健康リスクが高まる

一時的であればメリットもありますが、何度も徹夜をするのは控えた方が良いでしょう。

 

語るまでもないですが、徹夜をすると体のリズムが狂って体調不良が起こりやすいと言われています。

体のだるさ留まらず、脳卒中や糖尿病などのリスクが高まるという報告もあります。

体に無理させる面があるので当然ですが…

 

個人的には、ターンオーバーの乱れによる肌荒れが気になるところです。

ただでさえアトピーで荒れているのに、これ以上悪化しては目も当てられません。

今回は肌へのダメージは然程なかったので良かったですが…

 

他にも、食欲増進ホルモン(グレリン)が増えるとも言われています。

空腹感を満たそうとして太るなんてこともあるかもしれません。

参考:Spiegel, K., Tasali, E., Penev, P., & Cauter, E. V. (2004). Brief communication: sleep curtailment in healthy young men is associated with decreased leptin levels, elevated ghrelin levels, and increased hunger and appetite. Annals of internal medicine, 141(11), 846-850.

 

最近は認知症のリスクに注目が集まっているようです。

元々、睡眠時間が短いとアルツハイマー病の原因と言われているアミロイドβが蓄積する(具体的には睡眠が短さに伴って十分に排出されない)と言われていました。

2018年の研究によれば、一度の徹夜であってもかなりの量のアミロイドβが蓄積するのだとか!

参考:Shokri-Kojori, E., Wang, G. J., Wiers, C. E., Demiral, S. B., Guo, M., Kim, S. W., … & Miller, G. (2018). β-Amyloid accumulation in the human brain after one night of sleep deprivation. Proceedings of the National Academy of Sciences, 115(17), 4483-4488.

 

ただ、有酸素運動などでアミロイドβを分解する酵素を増やすなどの対策も考えられるので、過度に怯える必要はないと思っています。

さすがに、頻繁に徹夜するのはお勧めできかねますが…

 

逆に寝過ぎても健康リスクが高まるなんて話もあります。

食べ過ぎなどもそうですが、極端なものというのは何であっても良くないと思うので、過剰にならないように留意する程度の認識でよろしいかと思います。

心配になったら医師に相談するのが良いでしょう。

 

デメリット2:作業能率が低下する

徹夜と言えば「一夜漬け」という印象を持っている方は多いでしょう。

しかし、これはあまり効果が見込めないと言われています。

こちらも色んなところで語られているのでご存知かとは思います。

 

勉強や仕事を徹夜でやろうとしても集中力や記憶力の低下が起こってしまうため、能率が良いとは言えません。

実際に、日本の研究でも作業能率が低下するというデータがあります。

参考:今田粧子, 佐藤慈子, 鈴木絢佳, 西村真由子, 三谷有祐美, & 八幡剛浩. (2004). A-15 徹夜と絶食が作業能率に及ぼす影響 (一般講演, 第 14 回日本健康医学会総会抄録集). 日本健康医学会雑誌, 13(3), 56-57.

 

私もテスト前には一夜漬けをしたこともありますが、早寝早起きをして朝早くから最後の追い込みをした方が良い結果を得られたことが多かったです。

 

しかも、勉強や仕事ではストレスがかかるので、うつ改善のメリットも得られないですしね…

 

 

こうして見ると、徹夜はメリットよりもデメリットの方が上回っているように感じます。

徹夜するにしても、昼寝などの仮眠時間を予め確保した方が良さそうですね。

 

というわけで、今回は徹夜に関するお話でした。

仕事などで徹夜しなければならない時もあるかと思いますが、あまり無理はなさらずご自愛ください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

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