問い合わせに返信がないのは携帯メールが原因かも!?スマホ・携帯のメールを使っている人は要注意!
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突然ですが、お問い合わせメールを送ったことはありますか?
名刺やサイトに記載されたメールアドレス宛てに直接送る
サイトに設置されたメールフォームを利用する
等々、何かしら送ったことのある方が多いでしょう。
そんな時、いくら待っても返信が来なかった経験がありませんか?
これには様々な原因が考えられます。
その中でも多くの人が見逃しやすいものを今回は取り上げます。
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メールアドレスの種類
本題の前に、"eメール"に使われるメールアドレスについて説明しておきます。
これを理解していないと、後で解説する原因に気付かないかもしれません。
既に知っている方も多いと思うので、そういう方は飛ばしてください。
さて、メールアドレスと一口に言っても種類があります。
大きく分類すると
- フリーメール
- 独自ドメインメール
- プロバイダメール
- キャリアメール
に分けられます。
昔は上3つをPCメール、キャリアメールを携帯メールと呼んでいたりしました。
現在はスマホなどの普及で、様々な端末で確認できるようになり個別に呼ぶことが多くなりました。
それでは、軽くそれぞれの特徴を書いていきます。
フリーメール
無料で取得できるメールアドレス、またそのアカウント取得サービスの総称です。
有名どころだとYahoo!メール、Gmail、Outlookなどがあります。
【メリット】
- 無料
- 複数取得できる(用途別のアドレスが作りやすい)
- 使い捨てできる
- 提供元の別サービスが利用できることが多い
- Webブラウザでの閲覧がしやすい
【デメリット】
- 利用が容易ゆえに信頼性が低い
- サービスによっては広告が挿入される
- 長い間放置するとメールが削除されたり、アカウントが凍結される
- フリーメールでは登録できないサービスがある
- 他に比べて、突然サービスが終了する可能性が高い
無料ゆえ一長一短である、ある意味わかりやすいメールアドレスです。
また、その特長から悪用されることもしばしば。
私のおすすめはGoogleのGmailです。
機能も充実しているし、セキュリティ面もかなり良いです。
超大手なので突然のサービス終了の可能性も低いでしょう。
また、Googleは他にも様々なサービスを提供しているので、1つアカウントを作っておくと非常に便利です。
私は8つほど取得して使っていましたが、逆に管理が面倒になったので統合して減らそうと思っています。
独自ドメインメール
ビジネスでよく利用されているメールです。
独自ドメインを簡単に説明すると、”ホームページのアドレス”です。
Googleの「google.co.jp」、このブログや本家サイトの「fumiyamagic.com」がそれです。
この独自ドメインを取得すると、その名前を冠したメールアドレスが利用可能になります。
"●●●●@fumiyamagic.com"という感じです。
これを独自ドメインメールと呼びます。
【メリット】
- フリーメールより信頼性、セキュリティ性能が高い傾向にある
- 好きな名前のメールアドレスを作れる
- アドレスの追加ができる(用途別のアドレスが作りやすい)
【デメリット】
- 有料
- 設定や管理が少し面倒
他のものは@以降が固定されています。
しかし、独自ドメインなら、そこも含めて好きな文字列にできるためオリジナル性のあるアドレスが作れます。
企業としても、どこから送られたメールか判別してもらえるので大きなメリットがあります。
よく使われるのは「info@~」。
また、一度使える環境を整えれば、ほぼ無制限にアドレスを増やせます。
企業では社員や部署の名前を付けたアドレスを作ることが多いです。
佐藤さんには「satoh@~」
人事部ならHuman Resources(人事)の略称から「hr@~」
みたいな感じです。
一応サポートはありますが、基本的に自分で管理する必要があるので、パソコンに疎い人は注意が必要です。
また、後述のプロバイダーやキャリアよりも維持費が安い為、フリーメールと同様に悪用されるケースも散見されます。
プロバイダメール
インターネットプロバイダと契約すると使えるメールアドレスです。
OCN、So-net、BIGROBE、@niftyなどが有名でしょうか。
【メリット】
- フリーメールより信頼性、セキュリティ性能が高い傾向にある
- 会員サポートが受けられる
【デメリット】
- 有料(プロバイダ契約料が高い)
- アドレスを増やそうとすると追加料金がかかる場合がある
- プロバイダーを解約すると使えなくなるケースが多い
昔はWebブラウザで閲覧できないもの(メーラーが必要なケース)が多かった印象があります。
現在は、Webブラウザで操作できるものの方が多いでしょう。
利便性も向上しているように感じます。
キャリアメール
これもプロバイダメールの一種ですが、特徴が異なるため区別されることが多いです。
また、この後の話で重要になるので分けて説明します。
キャリアというのは、大手携帯電話事業者3社を指します。
それぞれの提供する
ドコモの「@docomo.ne.jp」
auの「@ezweb.ne.jp」
ソフトバンクの「@softbank.ne.jp」「@i.softbank.jp」「@vodafone.ne.jp(旧ボーダフォン)」
がキャリアメールと呼ばれています。
【メリット】
- フリーメールより信頼性、セキュリティ性能が高い
- 会員サポートが受けられる
- 大抵のサービスの登録に使える(キャリアメールでの登録を推奨してくるサービスもある)
【デメリット】
- 有料(携帯維持費が高い)
- 1契約1つしか取得できない
- 携帯を解約すると使えなくなる
- キャリアメール以外の受信がブロックされやすい
ここまで書けばこの後の話も予想がつくでしょう。
キャリアメールには問い合わせの返信が届かないことが多い
本題です。
返信が来ない原因の中で多くの人が見逃してしまうもの。
それがキャリアメールを使っていることです。
キャリアメールは、元々携帯電話(ガラケー)同士のメールのやり取りを想定しています。
上でも触れましたが、昔はPCメール(フリーメール、独自ドメインメール、プロバイダメール)と携帯メール(キャリアメール)に区別されることもありました。
携帯メール宛にPCメールを送信すると、ほとんどが迷惑メールフィルターに引っかかりブロックされていた時期があったのです。
大抵の場合、お店や会社のメールは独自ドメイン等のPCメールです。
そのため、店舗側が送信しても届かない事態が多発しました。
スマホの普及により大分減りましたが、今でも偶にキャリアメールにPCメールを送ると拒否されることがあります。
自動返信メールすら拒否されることも…
キャリアメールの仕様の改善が追い付いていない(セキュリティの設定が受け継がれている)のか、はたまたセキュリティを厳しくしているだけなのか…
恐らく後者ですが、「スマホでサイトを見れているのだから、スマホで使ってるメールで大丈夫」と考えてキャリアメールを入力すると大惨事になるかもしれません。
念のため注意しておきましょう。
店舗からの返信がないと激怒(勘違い)し、トラブルになるケースもあるようです。
解決策
このような事態を防ぐには、予め以下の対策を行うと良いでしょう。
- 利用するサイトのドメインや記載されているメールアドレスの受信を許可(指定受信設定)する。
- フリーメールを1つ用意して備考欄などに入力。あるいは初めからそれを利用する。
これだけでもトラブルがかなり減ります。
これらは問い合わせページに注意書きされているケースも多いです。
でも、結構読まない方が多いんですよね…
私の本家サイトでも書いているのですが、読まない人が沢山います。
受信の許可設定は各キャリアの案内を参照してください。
事前に受信設定をしなかった時は、定期的に迷惑メールフォルダを確認しましょう。
昔は迷惑メールフォルダを確認するのが面倒でしたが、最近はデフォルトでフォルダが表示されていることも多く非常に楽になりました。
それでも届かない時は
受信設定をし、迷惑メールフォルダも確認したのに届かない…
そういった場合、考えられる原因は
- 単純に相手方がまだ対応していない
- メールサーバーのトラブルやメンテナンスが発生していた
のどちらかでしょう。
大抵の場合、サイトにどれくらいで返信するか記載されているはずです。
まずは、その期間待ちましょう。
それより前に騒ぎ立てるのは筋違いですからね。
いるんですよ、即返信がないと怒り出す人が…
そもそも、急ぎの時は電話で問い合わせるべきです。
サーバー関係は致し方ないです。
相手方だけでなく、自分が利用しているサーバーも正常な状態で初めてメールの送受信は可能になります。
メールサーバーまで自社で管理しているところは稀なので、怒らないであげてください。
携帯会社のメールサーバーがおかしくなってる時に、自分の所為にされても困るでしょう?
時間が経っても返信がない場合には、メールを再送しましょう。
急ぎなら素直に電話で問い合わせましょう。
先日の記事にも通じる話ですが、自分が原因でクレームは出さないようにしたいですね。
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