後輩のIbuki君が、FISM2025でグランプリを受賞して世界チャンピオンになった件
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ライトノベルのような記事タイトルですが、とても凄いことが現実で起きたんです!
2025年7月14日~19日にかけてイタリアのトリノで開催された第29回 FISM(フィズム、マジックの世界大会)にて、日本人のIbuki君がグランプリを受賞しました!
日本人初のグランプリ獲得という歴史的快挙に日本のマジック界隈は大盛り上がりです!(今まで部門毎での1位を取った方はおりました)
さらに言えば、アジア人という括りでも3人目という凄まじい功績です。
そんな凄いIbuki君ですが、実は私の後輩でして…
今、興奮と混乱で頭がパンクしそうです(笑)
後輩が世界チャンピオンになったという珍しい体験だったので、記事に残しておこうかと思います。
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\祝!FISMグランプリ/ ついでに、FISMについてのお話
個人LINEなどでお祝いの言葉はかけましたが、ここでも書かせてもらいます。
グランプリの受賞、本当におめでとうございます!
このブログは生活の知恵だとか心理学とかの話ばかり書いてるため、マジックに詳しくない読者もいるかもしれないのでFISMについて触れておきます。
そもそも定期的に見に来ている人はいないと思うけど(笑)
厳密にいうと、FISM(仏:Fédération internationale des sociétés magiques)は国際的な奇術連盟のことを指します。
この団体が世界大会を開催しているのですが、その大会のこともFISMと呼ぶのが定着しています。
正式な大会名は、「FISM World Championships of Magic(略称:FISM WCM)」です。
ちなみに、アジア予選は「FISM Asia Chanpionships of Magic(略称:FISM ACM)」。
頭に必ずFISMと付くので、大会名が団体名と同じ呼称で定着してしまうのも納得です。
この世界大会の第1回目ですが、1948年にスイスのローザンヌで開かれました。
それ以後毎年開催されていましたが、1955年の第6回以降からは3年に1度の開催に変更されました。
世界最大級のマジック大会ということもあり、「マジック界のオリンピック」なんて呼ばれることもあります。
そんな歴史のある大会で日本人が初めて世界チャンピオンになったのですから、日本マジック界が大騒ぎするのも無理はありません。
というか、最近日本人から凄い人出てき過ぎでは?
パッと思い付くだけでも、野球選手の大谷翔平さん、棋士の藤井聡太さん、ピアニストの辻井伸行さんとか。
何か遺伝子に変化でも起こってるんですかね?
さて、Ibuki君の凄さを分かって頂けたと思うので、個人的な思い出話に移ろうと思います。
ちょっとした思い出話
実は高専の後輩ではあるもののIbuki君とは少し年が離れていて、めちゃめちゃ親しいという程ではないです。
ただ、ちょっとした縁があるのでその話をしていこうと思います。
Ibuki君がマジックを始めた切っ掛けが私らしい
大変ありがたいことに、Ibuki君がマジックを始める切っ掛けになったのが私なんだそうです。
誰得奇術研究という冊子の22号やマジシャンまいさんのnoteにそのことが載っています。
その出来事があったのは、2018年12月15日。
Ibuki君が所属していたボーイスカウトのクリスマス会です。
プロフィールにもある通り、私もボーイスカウトで長年活動していて隊長も務めています。
所属は別の団でしたが、私がマジシャンをしていることは地区の隊長さん達に知られていました。
それで、Ibuki君が所属していた団の隊長さんにクリスマスの賑やかしを頼まれたわけです。
↑間仕切りの後ろでせっせと準備したのを今でも覚えています。
マジックの様子は超ガビガビの低画質しかなかった…
サロンマジック(中距離で演じるマジック)とクロースアップマジック(テーブルマジック)をやりました。
ガビガビ過ぎて分かりにくいですが、↑で演じてるのは私の一番好きなシンブル(指貫)マジック。
演じ終わった後、マジックに興味を持っていたIbuki君にトランプをプレゼントしたんです。
これが切っ掛けになったのだとか。
あの何気ない行動で後の世界チャンピオンが業界入りする足掛かりになるなんて、まさに「事実は小説より奇なり」って感じです。
プロフィールにも書いてますが、私は「凄いマジシャンというよりも、広く一般の方にマジックの魅力を伝えられるような存在になりたい」と思っています。
つまり、Ibuki君は私の活動目的のこれ以上ない成功例にもなったわけです(笑)
その後、クリスマス会が終わってしばらく経って、ボーイスカウト以外の場でまさかの再会を果たします。
高専奇術部のOBとして文化祭に訪れたら、Ibuki君が部員になっていたのです!
本人には言ってませんが、内心びっくりしました(笑)
そういえば、上記のnoteにある「ステージマジックには興味なかった」というのを文化祭の打ち上げでも話してましたね。
偶に来るOBとして軽く話をする程度の間柄ではありましたが、あの頃から彼に才能を感じていました。
団は違うけどボーイスカウトの後輩、マジックを始めた切っ掛けになる、高専奇術部の後輩。
このように世界チャンピオンと何かと縁があったという話でした。
今後も、多くの方にマジックの面白さを広められるよう努めます。
個人的な思い出話を最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。
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