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良いスマホ・タブレット修理店の見分け方!優良店の見つけ方を元修理屋従業員が解説【Android・iPhone・iPad】

更新日: 公開日:

スマホやタブレットを持つことが当たり前になりました。

しかし、これらはガラケーに比べて耐久性が低い物が多かったり、多機能になったことで不具合の起きる箇所も増えてしまいました。

「画面が割れた!」「電池が持たない!」「充電されなくなった!」

といった経験をした方も多いのではないでしょうか?

そんな時は修理店を探す方が多いと思いますが、修理の需要に伴って多くの修理店ができてしまい、何処を選べばいいか迷っている人も少なくないでしょう。

価格競争や正規店の料金見直しなど様々な要因で絞られてきているようですが、それでも多い…

今回は修理店で働いていたことのある私がその経験から優良店の見つけ方をお教えします!


※想定以上に長くなってしまいました。すみません…

目次で必要なところを読んだりなど工夫してください。

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前説

iPhone、Androidスマホ等を修理しようとした場合、修理店に持って行くか、自己修理(自分で修理)するかの2択です。

自分で修理するケースは今回の話とは関係ないので割愛します。

まずは、修理店の基本をお伝えしておきます。

知っている方は飛ばしてください。

修理屋には、正規店と非正規店がある

ご存知の方も多いと思いますが、修理屋さんには正規店と非正規店の2つがあります。


正規店:メーカー(AppleやSonyなど)、メーカーの認可を得た公認店、 通信キャリア(docomoやau、Softbankなど)の修理サービス

非正規店:上記以外の修理店(町の修理業者など)


要するに、メーカーの認可を受けているか否かという話です。

一概にどちらが良いとは言えないので、それぞれの特徴を簡単に解説します。

正規店のメリット・デメリット

まずは、正規店の特徴から説明していきます。


メリット


デメリット


状況や見方によるもの


当然ですが、製品の品質は正規店に軍配が上がります。

また、携帯を丸々新しいものと交換する「本体交換」のサービスがあることが大きな特徴でしょう。

どんな酷い状況でも、新しく使える携帯がもらえるのは嬉しいところです。


故障個所が一つでも本体交換の対応になることがあります。

その場合、他の部分も新しくなるのでメリットは大きいです。

バッテリーまで新しくなって、電池持ちも良くなったなんてこともあるわけです。


ただ、使えるようになるまで待たされることが多いので、結構困ります。

郵送はもちろんのこと、店舗を構えていても予約が必要で長引くこともあります。

公認店に持って行って本体交換が必要と判断されると、結局メーカーに誘導されて二度手間になることも…


バックアップが必要になることを面倒に感じる人も多いかもしれません。

データが残るケースもありますが、初期化されることも多々あるので注意しましょう。

バックアップについての記事でも書きましたが、スマホやタブレットのバックアップをしている人は結構少ないと感じています。

正規店で安く修理できる(補償サービスに加入している)にもかかわらず、バックアップを取っていなかったために非正規店に行くことになる人も多いです。


補償サービスに入っていないと高額になることも多いので、注意が必要です。

加入していたけれど、期限が切れてるなんてこともあります。

非正規店のメリット・デメリット

続いては、非正規店の特徴です。


メリット


デメリット


手軽なのが最大の利点でしょう。

意図的に初期化するようなことはないため、バックアップしなくても済みますし、部品があれば基本的には即日で修理が終わります。

画面やバッテリーの交換程度なら数分から数十分程度でできることが多いです。

また、予約が不要で、ふらりと立ち寄って修理してもらえるところが多いのも嬉しいポイントです。

※ただし、バックアップは念のためにしておきましょう。

修理する際は、必ず電源を切る必要があるのですが、電源を切っただけでうんともすんとも言わなくなることもあるので…

見た目は大したことなさそうでも、中身へのダメージが酷く、限界ギリギリなんて場合もあります。


修理に使う部品の品質が、正規店の物に比べると劣るのも特徴です。

基本的には、以下のどれかを使うことがほとんどです。

  1. 純正品を模して作られたコピー品
  2. 壊れた部品をリサイクルして使えるようにした再生品
  3. 中古品や壊れた端末などから使える部品を取り出して再利用

そのどれもが、純正品よりも性能が低いか寿命が短いです。

新品を分解するか、横流し品でもなければ同等の品質は見込めません。

そういった品々を使う場合は料金が高めになってしまいます。


非正規店を利用した際の一番の欠点は、メーカー保証がなくなることでしょう。

補償サービスも受けられなくなるし、正規店での修理も断られるようになってしまいます。

非正規店で直せなかった時に、本体交換をしようと正規店に持って行って断られるなんてことも…

ばれないこともありますが、基本的には正規のサービスは受けられなくなると覚悟しておきましょう。


あとは、お店によって修理技術や設定価格が異なるので、精査は必要でしょう。

悪質な業者に持って行って、トラブルになることも考えられます。



ここまで、それぞれのお店の特徴を挙げましたが、総合すると正規店の方は安心感や信頼性があり、非正規店は安くて手軽という感じですね。

理想は、定期的にバックアップを取ってちゃんと正規店に持って行くこと

正規店と非正規店それぞれ一長一短ありますが、理想を述べるなら、しっかりバックアップを定期的に取って正規店を利用すべきです。

とは言っても、上記の通り補償などに加入していないと高くなりがちな正規修理を敬遠する人は多いと思います。

修理依頼者が多いせいなのか、何故か正規店から誘導されて来るパターンもありました…

そこで、非正規店を選ぶ際にどこ見たら良いかを元従業員目線でお伝えしていこうと思います。

修理店を選ぶポイント

ここからが本題です。

修理店で働いていたことのある私が重要と考えるポイントを紹介していきます。

口コミ・レビューは意外と当てにならない

物を買ったり、お店に行く時には口コミやレビューといったものを参考にする人も多いのではないでしょうか?

しかし、残念ながらスマホ修理店の評価はそこまで当てになりません。

私が知っている頃とあまり変わらなければという話ですが、そうそう変化するとは思えないので忠告しておきます(笑)

金銭や商取引が禁止されているGoogleの口コミも例外ではありません。


何故当てにならないかというと、高評価をかさ増ししているお店があるからです。

自分達でコメントを増やすだけでなく、良いレビューを書くと割引するサービスを行っているお店もあります。

自社のホームページなどに載せるレビューならまだ良いのですが、そういった使い方を禁止しているGoogleの口コミでも利用しているお店が沢山ありました。

今もやっているかは知りませんが…

禁止していることをやっている時点で底が知れます。

ホームページで書かれていれば簡単に見分けることもできますが、店頭だけで案内していると行くまで判別不可能です。


では、悪い評価は当てになるのかと言えば、こちらもそうとは言い切れません。

絶対に直せないような端末を持ってきておいて報復評価してくる人やライバル店から悪い評価を書かれることがあるからです。

私の働いていたところでも「○○というスマホをいついつ修理したが、腕は悪いし修理も遅い」みたいな評価が書かれたのですが、前後を含めて履歴を見返してもその機種の修理はしていなかったなんてことが何回もありました。


正直、信憑性に疑問が残ると言わざるを得ないので、悪い評価ばかりではないかを確認する程度にしておくのが無難でしょう。

登録修理業者に技術力があるとも限らない

登録修理業者というものをご存知でしょうか?

とある基準に適合しているとして、総務大臣が登録した修理業者のことです。

「R123456」といったように、Rと6桁の数字の登録番号が付されます。

「国(総務省)から修理品質・技術を認められた!」と謳っている業者もあります。


しかし、残念ながらこれに登録されたからといって、使っている部品の品質が高かったり、技術があったりするとは限りません。


登録修理業者制度(総務省)

を読んで頂ければわかりますが、電波法に関わる基準を守っているかというだけです。


海外モデルの機種を買おうとしたことのある人なら「技適マーク」を気にしたことがあるでしょう。

これも電波法に関するものですよね。

知らない方のためにざっくり説明すると、技適マークのない機械を使う(電波を発する)と日本では違法になります。※一部の条件(一時的な外国人旅行者など)を除く

海外のスマホは技適マークを取得していない場合があり、買っても日本では使ってはいけないんです。

このように日本では電波に関わる決まりが細かく作られています。

ちゃんとした理由がありますが、今回の件とは関係ないので割愛します。


話を戻しますが、登録修理業者の該当端末は"違法な電波を発していない"というだけで、修理技術がどうこうという話とは別物です(笑)

実際、私が働いていたお店も登録修理業者に登録していましたがでしたが、技術を確かめるための視察なんて一度も来たことがありません。

申請の際は簡単なチェックはあったみたいですが。


もちろん、修理後の端末が技適などに適合したものというお墨付きがあるという点では評価できます。

また、登録申請には1申請あたり50,700円(2020/2月時点)かかります。

他の必要経費も考えれば、登録までにそこそこお金をかけているので1つの選定基準にはできます。

ただ、判断材料としては弱いと言わざるを得ません。


しかも、登録修理業者は端末一台一台に審査・登録が必要になります。

つまり、登録しているからといって、全ての機種でお墨付きをもらえているわけではないのです。


このように書くと、「全部登録してるところを探せばいいのでは?」と思う人もいるかもしれません。

しかし、全ての端末を登録している業者はない。と言うより、網羅するのはほぼ不可能です。

iPhoneだけなら種類が少ないのであるかもしれないですが、凄まじい数が存在するAndroidまで網羅できるとは到底思えません。


例えば、SonyのXperiaシリーズ。

私が働いていた2018年秋頃までに国内で発売されたものだけでも47モデル。

技適有りの海外モデルや細かい違いを含めればもっと台数は多いでしょうし、今では相当増えていて数えるのも面倒になっていそうです。


もっと機種の多いメーカーもあります。

技適の有無までは覚えていませんが、Nokiaとかだと同じ頃で200モデル以上あったはずですし…

登録修理業者でないお店を否定するかのようなコメントを書いているお店を偶に見かけますが、全部の端末登録してから言えって感じです。


少し否定的な見方をしましたが、有って悪いこともあまりないのであったらいいな程度の感覚でいると良いでしょう。

ホームページがあるなら、会社情報や規約などを確認する

ホームページが存在するお店なら、まずは会社の情報は必ず読むようにしましょう。

運営会社情報、利用規約、プライバシーポリシー、特定商取引法に関する表記などの記載がしっかりしているお店を利用することをおすすめします。


もちろん、これらをしっかり記載していないお店でも、問題なく修理できることも多いでしょう。

しかし、これらを真面に表記していない会社は"ビジネスをする"という意識が足りていないと私は思うのです。


集客を目的として公開しているサイトには、必ず運営の情報を記載しなければなりません。

どんなに技術力があっても、こういうところを蔑ろにしているようなお店では信用に値しないと言わざるを得ません。

極端に料金が異なる店は避け、明細が確認できる店を選ぶ

当たり前のことですが、重要です。


料金が高い場合、理由は大きく分けると以下の3つに分類できます。

言うまでもないですが、ぼったくりには注意が必要です。

上2つは、しっかりしたお店なら料金ページにその旨の記載があるはずです。

電話で聞けば、より詳細に教えてくれるはずです。


逆に、料金が安すぎる場合も要注意です。

格安だと嬉しいでしょうが、低品質の部品で修理している可能性が高いのでおすすめできません。

人件費を切り詰めている場合もあるかもしれませんが、限度があります。

極端に安くしようとすると、どうしても部品も安いものを使わざるを得ません。


他の部品も交換が必要なのに、該当の部品交換の費用しか書いていなくて、実際に修理したら想定以上の金額を取られるなんてケースもあります…

書いていないことは減ったようですが、書いてあっても記載が小さくて目立たないサイトも存在します。

そのため、

工賃、作業費、点検費、修理不可だった場合の料金、別途料金がかかるケースなど、料金の詳細がしっかり書いてあるかよく確認する

これがかなり重要です。

意外とこの辺りの事を軽く済ませて、後でトラブルになる人も多いようなので、今一度確認しましょう。

機種だけでなく、購入店や型番などの詳細を聞いてくる店を選ぶ

私が一番重要だと考えているポイントがこれです。

iOSシリーズを使っている人にはほぼ関係ないのですが、Androidを使っている人には是非読んでもらいたいところです。


何故、型番などの詳細を聞いてくるかが重要かというと、部品に理由があります。


先程、Androidにはモデル違いが沢山あると書きましたよね。

そのモデル毎に部品が違うことがほとんどなのです。

同じモデルであっても、販売地域や通信キャリアによって使える部品が変わることも…

さらに、リビジョン(バージョン)の概念もあるので、かなりややこしいのです。


お店に置いてある部品が、壊れた端末に使えるか定かではないわけです。

中身を開かないことには判断できないケースも多いですが、型番などを聞けば分かる場合もあります。

きちんと端末の詳細を聞いてくるお店は、こういったことを理解していると思ってよいでしょう。

修理できるはずの端末なのに、部品が合わないことにお店側が気付いていなくて修理不可で返されてしまったら嫌ですよね。


もちろん、全ての部品がそれに当てはまるわけではなく(共通の部品が使える場合もあり)、簡単な問答で済んでしまう(詳細を聞かれない)こともあるため絶対的な判断基準とは言えません。

それでも一つの判断基準にはできます。


画面やバッテリーなどは共通なことも多いですが、AndroidのDockコネクタ(充電コネクタ)は部品に注意しなければならないケースが多いです。


分かりやすく解説するために、いくつか例を出します。

ただし、私が働いていた時に撮ったものなので、古い機種の話になることはご了承ください。


まずは、ZenFone 3 Laser(Z01BDA,ZC551KL)のDockコネクタ。

1624基板

小さくて見難いと思いますが、「ZC551KL_SUBBOARD REV.2.0 .1624」と書いてあるのが分かるでしょうか。

この数字などが違うだけで使えなくなったりするわけです。


意味を簡単に説明しようと思います。

ZC551KLは機種名です。

人間でいう脳に当たる基板はメインボード、他の補助的な基板はサブボードと呼びます。

「ZC551KL_SUBBOARD」で「ZC551KLのサブボード」という意味になります。

REVはリビジョンの略なので、意味合いとしては「バージョン2.0」といった感じです。

4桁の数字は基板型号です。


修正や変更、機能の追加などがあるとこれらの情報が変わってきます。

こんな感じです。

1812基板

※コネクタ部分の爪と穴の位置が合っていないのは、色々な実験(他コネクタの移植で動くか等)をして私が弄り回したからです。あまり気にしないでください。

こちらは、「ZC551KL_SUBBOARD REV.2.0 .1812」となっています。

基板型号の数字が変わりましたね。

修理したい携帯に付いてる部品が1812番だとして、お店にある部品が1624番だと使えないなんてことが起こり得るのです。


これの厄介なところは、基板型号の数字が大きい物が上位互換になっているとは限らないこと。

リビジョンの場合は、基本的な機能は変わらないため値の大きいものを仕入れておけば基本的には問題ないのですが、基板型号はそうはいきません。


例えば、基板型号100番の部品があり、新しく出た部品は基板型号の数字が100ずつ増えるものとしましょう。

この時、それぞれの部品の持つ機能をアルファベットで表すものとします。

基板型号使える機能
100A
200A、B
300A、C
400A、B、C
500B、D

前出たものに機能が追加されていくだけなら良いのですが、300番や500番のように古い部品の一部の機能が付いていないことがあるのです。

修理したい端末が200番の部品を使っていた場合、200番か400番の部品で修理すればフルで機能を使えますが、それ以外だと正常に動きません。

知識の足りないお店だと、一番新しい部品ばかり仕入れていて修理が完全でないなんてことも…


かなり時間が経ってから新興国などに向けて再販や廉価版が販売されて、基板が更新されることもあります。

上の写真の1812番の基板は、当時はそれ以下の基板の機能を網羅していたはずですが、今は増えていて変わっている可能性があります。


ZenFone 3 LaserのDockコネクタは基板型号という形式でしたが、これが通信キャリアで表記されることもあります。

例えば、Galaxy S6 edge。

SM_G925D

↑これは、「SM_G925D_SUB_USB_REV0.6D」。

SM_G925J

↑続いて、「SM_G925J_SUB_USB_REV0.6D」。

SM_G925Z

最後は、「SM_G925Z_SUB_USB_REV0.0U」。

よくよく見ると、チップの位置などが違うのが分かります。


リビジョン以外で表記が異なるのは、端末名の末尾のアルファベット。

これがそれぞれのキャリアを示しています。

この端末の場合は、DがDocomo、Jがau、ZがSoftBankです。

これが一致していないと使えないわけです。

もちろん、同じ型でもリビジョンが低い部品だと反応しない…


ここにも面倒なところがあって、必ずこの表記ではないということ。

機種が変わると、JでもSoftbankだったりします。

一応、「F基板=グローバル版、D基板=ドコモ版、A基板=au版、Z基板=Softbank、J基板=日本(日本向けsimフリーモデルの他、auやSoftbankでも使われる)」という区分があるみたいですが、固定して欲しいものです。

何故、Galaxy S6 edgeのau版はAと表記されていないのでしょうか?


もっと分かりやすく書いてあることもあります。

SM-A800J

↑は、Galaxy A8のコネクタです。

KDDIとはっきり書いてあります。


そして、携帯キャリアは海外にもあります。

これが複雑になる要因になってきます。

SGH-N025J

これは、Galaxy Note IIの日本向け基板です。

「SGH-N025_SUB REV 0.4」となっています。

Note IIは、日本のキャリアだとDocomoのみの発売で、わざわざ識別する必要がないためか基板にDの表記が使われていません。

その代わりに端子の近くにJPNと表記してあります。

これが、韓国のSK Telecom向けのものになると、

T-0SKT

表記が「T-0 SKT REV 0.4B」となっていて、まるで違います。

チップや穴の大きさも若干変わっています。


ちなみに、Note IIにはいくつかマイナーチェンジモデルがあるのですが、Galaxy Note II N7100(グローバルモデル)のコネクタ基板になると次のようになります。

GT-N7100

「GT-N7000 REV 1.0C」と表記されています。

右下が突起のように伸びていたりします。

ここまで変わると間違えにくいですね。


ここまででも、かなり複雑に感じる人もいると思いますが、販売時期や地域、通信キャリアが同じでも部品の形が全然違うなんてこともあるのです。

例えば、ZenFone 3(ZE552KL) 5.5インチサイズのグローバルモデルのバッテリー。

C11P1511ストレートタイプ

多くは、このようにケーブルが真っ直ぐ伸びているものが使われています。(以下、「ストレートタイプ」という。)

しかし、物によっては、ケーブルが曲がっているタイプを使っていることもあるのです。(以下、「ベンドタイプ」という。)

C11P1511ベンドタイプ

バッテリー型号は共に「C11P1511」なのですが、その他に識別番号が存在します。

pack型号と書いてあるのがそれで、ストレートタイプは「1/CP4/66/73」。

ベンドタイプは「1/CP4/64/77」です。


このベンドタイプがかなり厄介で、Zenfone 4 Selfieという機種にも使われていることがあるようです。

ただ、「C11P1511の1/CP4/64/77」と型は同じなのですが、Zenfone 4 Selfie側の接続先がZenFone 3よりも中央付近になっているため、バッテリーの端子も中央に寄っています。

こんな感じです。↓

Zenfone4Selfie

ZenFone 3 5.5インチ用に売られているベンドタイプでも、上部にあるテープを剥がしてケーブルを折り畳めば使えるのでしょう。

でも、分かりにくいからやめてほしいですね。

名前変えようよ…


余談ですが、型番が違うのに同じ部品が使えることも多々あります。

例えば、Galaxy S4の画面をGalaxy Jに取り付けて使うことができます。

形が異なるため隙間ができてしまいますが…

他にも、Xperia Z5 CompactとX Compactのバッテリーは形状や仕様が一致しているので、使うことができたりします。


このように部品が細かく分かれているため、しっかりと端末について聞いてくるお店の方が信頼感があると私は思っています。

中を開けないとわからないパターンも多々ありますが、その場合は非正規店ゆえのリスクがあるためその旨の説明があるはずです。

「お客様の携帯は一度中を開かないと使われている部品がわからない端末になります。しかし、確認と言えど一度でも中を開けてしまうと正規店のサービスが受けられなくなりますので、気軽に診断するわけにもいきません。いかがいたしますか?」

といった感じですね。


確認の必要がない端末(iPhoneなど)であっても、メーカーの製造方針が変われば同じくややこしくなる可能性はあるので、覚えておいて損はないでしょう。

まとめ

とても長くなってしまったので、これまでの話をまとめます。

これらを守れば、そうそう悪い店には当たらないでしょう。


もし、どこの修理店に持って行くか迷ったら、これらを意識してみてください。

長文にお付き合いいただき、誠にありがとうございました。

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兼業ではありますが、高専卒なのにマジシャンをしているフミヤと申します。

マジック(手品)の他にも、テーブルゲームなどが好きです。

キャンプなどにもそこそこ行きますが、基本はインドア派な男です。

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